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女性がストーカーになってしまったきっかけ・・

こんにちは。

楓女性調査事務所の近藤です。

昨日、SNSの危険性について

まさか自分が、嫌がらせの対象になるなんて 思ってらっしゃる方
どんな些細なことで、相手に憎まれたり妬あれたり するかわかりません。

と記載しました。

 

実際に、当社であったストーカーの事件です。

 

20年以上前のことです。

当時は、『ストーカー』などいう言葉は存在しませんでした。

『嫌がらせ被害』という括り。

勿論のこと、『ストーカー規制法』も存在しないとき。

 

大手企業に勤務する 20代男性からの依頼でした。

半年ほど前から
自宅に
注文していない ピザが数十枚届いたり、
葬儀の花輪が届いたり・・

車にキズをつけられたり
タイヤをパンクされたりの被害があるとのことでした。

警察に被害届を出したものの、

1日数回の巡回のみ。
それも、数週間でなくなり

 

ピザや花輪も、偽名で発注しているため犯人の特定はできなかったというのです。
(昔は、ナンバーディスプレイという電話を設置している方も少なく、公衆電話も設置されている時代ですから)

 

ご依頼者様のお母さまは、余命6か月の病で自宅療養中。

母子家庭であったため、ご依頼者は心配で仕方ないということでした。

 

それから、数日張り込みをし

ご依頼者様自宅の周辺を巡回する女性が判明。

 

その女性は、車で40分以上かけて ご依頼者の自宅に訪れていたのです。

ご依頼者様は、その女性に全く見覚えはないというのです。

 

何か、いたずらをしたわけでなく、
ご依頼者様も見覚えがないということで、私たちの勘違いなのかも・・

 

と思い、一旦調査を中断。

 

数日後、ご依頼者様から連絡。

自宅周辺の広い範囲の電柱に
ご依頼者様名で 『〇〇は人殺しだ」という張り紙が張られたというのです。

 

すぐに、現地に出向き
張り紙をはがす作業をお手伝いしました。

 

近隣の住人の聞き込みにより、
数日前に 自宅周辺を巡回していた女性と酷似した人物を
見かけたというのです。

 

すぐに、警察に向かい
女性の写真と自宅、状況を説明し、
女性と接触してほしいと 伝えましたが
なんの証拠もない という理由であっさり却下。

 

それ以降、自宅の周辺にカメラを設置。

数週間後、
その女性らしき人物が、手に長細い光るものを手にしている映像が
撮れたのです。

(現在のカメラのように画質はよくなく、真っ暗な場所での映像ははっきりとしたものではありませんでした)

ナイフの可能性が高く、
その映像をもって、警察へ。

 

警察では

ナイフかどうかわからないし、
切り付けられたわけでもなく、何か直接的被害がないとして
動いてくれる様子はありません。

担当が変われば・・
と何度も警察に足を運び
ご依頼者様のお母さまが闘病中であること、安心して療養できないことも
伝えましたが・・
回答は変わらず。

 

思わず

「刺されないと動けないんですか?」
「刺されてからでは遅くないですか!」と

大声を出してしまった 自分を覚えています。

 

それから、さらに数日後、

ご依頼者様は、深夜に自宅を巡回する
その女性に
ナイフで 太ももを切り付けられました。

 

そこで、やっと警察が動いてくれたのです。

 

女性がなぜ、

ストーカーに至ったのか・・。
ご依頼者様は 見覚えがないと 言っていたのですが・・

 

その理由が・・↓

 

半年以上前、

女性は
ご依頼者様の勤務先が所在するビル内の

別の会社へ客として訪問。

 

ハンカチを落とした女性、

それを拾って渡したのが ご依頼者様だったのです。

 

接点はそれだけ。

その後、女性はご依頼者の勤務先窓口に数回訪れていたようであるが

女性を記憶していない ご依頼者様はそれに気づかず

その女性に見向きもせず、他の女性客の接客をしていた ことを

恨み この事件が起きたのです。

 

 

私が、前回のブログで掲載したように

自分はストーカーの対象になるなんてあり得ない。
絶対大丈夫。
だから、子供や家族の写真や名前を載せても大丈夫。

 

なんて
安心しないでください

ということを伝えたいのです。

 

ハンカチを拾ってあげただけで

加害者は、自分に好意をよせている

私という存在がありながら、無視して他の女性の相手をしている・・

 

これが、恨みにかわったのです。

 

当時からすると

随分、警察の対応も変わりましたが・・

それと同様、ストーカーの手口も変わってきています。

 

危機感をもって

SNSを利用したいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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